王子製紙 基盤技術開発研究所は,数十~数百nmサイズのドット型周期微細構造を低コストかつ大面積で形成できる新規技術を開発した。フォトリソグラフィーや電子線リソグラフィーなどによる従来の製法では,1インチ角のマスク作製に約2週間を要したのに対し,開発した技術では数十分でマスクのコーティングができるという。形成した微細構造体を型にして樹脂成型品を作製すれば,可視光領域の反射率が0.2~0.3%のディスプレイ向け反射防止体に応用できる。
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